贅沢な儀礼と夢のリスト

夜に、

缶コーヒーを買ってそれを飲むこと。

何かを思いながら。

 

私にとって少しの贅沢に分類分けされるから

日常的には行わない

少しの神聖な儀礼として捉えている

 

一日に

パフェとケーキの2つを味わう事

子供の頃の夢。

例えばカフェや喫茶店を梯子した時

いとも簡単にできてしまう

そのような年齢になったことを実感する

 

葛藤はあるけれども

これも日常的にすることではないし

また、できることでもないから

少しの贅沢として自分を甘やかす

 

子供の頃

大人になったらしてみたいこと

そういった夢みたいなリストがあって

 

それができる年齢になるまで

意外とあっという間だったかもしれない

すこしの罪悪感を覚えながら

大人になったら実現してみたかったこと

それらを満喫する

 

大人の年齢になったのだというノスタルジックさとともに

これからもわたしは生きていくのだろう

 

すこし背伸びしたお財布を買う

カフェで友達とお話しする

 

大人になったらできることは増えて楽しみも楽しみ方も増える

辛いことばかりじゃない

自由が増えるのが"大人”だと定義づけても良いのではないか

 

自分が自分のために作ったコーヒーを飲む

 

すこし遠くへドライブに行く

 

すこしの罪悪感を覚えながら

わたしは大人になっていく。